仕事の帰りに、夕飯の買い物をしに必ず寄るお店があります。
「さいとう鮮魚」の向かい
八百屋さん「小船商店」です。
このテントが目印です。
今夜も、入谷駅から小船商店へ直行します。
買うものは特に決めていません。
お店に並んでいる野菜を見て決めます。
先客が何人かいらっしゃいます。
そして今日も店内ところ狭しと、そしてきれいに野菜が陳列されています。
どれも新鮮で美味しそうな野菜です。
軒先きで、さつまいもを蒸かして売っています。
1本180円です。
ちなみに、お鍋がカラなのは・・・
残っていた2本を、我が家へ連れ帰りました。
娘が、ここの蒸かし芋が大好きなんです。
学校から帰ってきて、おやつに食べる用に買いました。
が、私が買ってきたのを見るや、待ちきれずに1本、食べてしまいました。
「ホクホクしてとってもあま〜くておいしい」
by 娘
そしてそして足元を見やれば
もう少しズームしますね。
インカのめざめ!
しかも
100g 35円!
やすっ!
なんてことでしょう。
どうしたことでしょう。
だって
やすっ!
「インカのめざめ」って知ってますか?
最近、わりと出回っていますが、貴重種なんです。
栽培の難しい品種で、疫病や害虫に弱く、その上、小ぶりなので、収穫も機械を使えないため手作業で行います。
そのため、生産量が少なく“希少”で、お値段も高めなんですね。
この「インカのめざめ」は、アンデスでお祭りの時にしか食べられなかった高級ジャガイモ「ソラナムフレファ」種を日本向けに改良されたのだそうです。
糖度が高く、甘みと濃厚な味わいが特徴で、ねっとりした口当たりとさつまいものような食感が特徴です。
それと、この鮮やかな黄色。
断面はこのような美しく鮮やかな山吹色をしています。
そんなわけで
「おじさん、500gください」
おじさんに測ってもらい、袋に入れてもらいます。
すると、おじさん「500gだとこのくらいだよ。足りる?」
私「いや、足りないです」
おじさん「1kgあっても、きっとすぐ食べちゃうよ」
私「ですよね。じゃあ1kgにしてください」
おじさん「はいよ」
私「これって、どうやって食べるのがオススメですか?」
おじさん「ふかして、塩つけて食べる」
私「いいですねー」
おじさん「このイモは越冬していて甘みも濃厚だから、揚げて、塩かけて食べるのがいちばん合うかもしれないなあ」
私「なるほど、揚げるんですね。そうします!」
おじさん「ビールを忘れないでよ(笑)」
ということで
ジャーーーーーーーーーー
揚げます、揚げます。
ひたすら
揚げます、揚げます。
何もつけず、素揚げします。
黄金色がさらに美しい黄金色へと色づいていきます。
ジャガイモを揚げているときの、あの香ばしいかほり。
香ばしいかほりも、このインカのめざめはとても強い気がします。
そして美しく色づいたインカさんに、粗塩とパセリをふりかけて
完成!
あーーーーーーー
おじさんの言うとおり!
揚げて大正解だし
ビール!
ビール!
2kg 買えばよかったなあ。
明日、行っても、もうないだろうなあ。
いや、あるかもなあ。
仕事帰りに、また寄ってみよう。
住所:台東区下谷2-14-2
電話:03-3873-6419