老舗和菓子店だけど洋菓子。榮久堂の ソフトバター

 
鳥越での法事を終え、散歩がてら、歩いて帰って来ました。
 
春日通りを歩いていると、気になるお店を発見。
 
蔵前と御徒町を結ぶ春日通り沿いにある、和菓子店「榮久堂」。
 

 
木枠のガラス戸に三和土という、昔ながらの趣きある店構え。
 
次から次へと人が吸い込まれていくので、これは只者ではないなと思い、ググってみました。
 
すると、こちらは1887年創業の和菓子屋さんでした。
 
早速、店内へ入ります。
 
老舗の和菓子屋さんならではの雰囲気の店内。
 
栗蒸し羊羹や豆大福、上生菓子、麩まんじゅうといった和菓子がガラスケースに並んでいます。
 
私の前にお客さんが5人、並んでいました。
 
みんながどれを買っていくのか耳をダンボにして聞きます。
 
すると、5人中5人が「ソフトバター」なるものを購入していきました。
 
みなさん10個入りや16個入りなど、箱で買っていかれました。
 
きっと手土産などにするのでしょうね。
 
それにしても、老舗の和菓子屋さんで「ソフトバター」って、とても不思議な響き。
 
いったいどのようなお菓子なのでしょう。
 
「ソフトバター」
 
私も購入しました。
 
こちらがその「ソフトバター」です。
 

 
パッケージからしてもう「洋菓子」ですよね。
 

 
「ソフトバター」の正体は、バタークリームを甘いマドレーヌ生地でサンドしたものでした。
 
私、これ、初めて食べました。
 
食べた瞬間
 
「お、いいねえ」
 
「バター、ありだなあ」
 
なんて言葉が突いて出てきました。
 
優しい甘さがクセになりそうです。
 
ふかふかのスポンジ生地にバターが挟まったシンプルな構成ですが、生地が風味豊かで口触りもよく、塩気もちょうどよい。
 
バターもしつこくなく、絶妙のバランスです。
 
同種のお菓子としてマーマレードをはさんだソフトマーマレードもあります。
 

 
特有の苦味をおさえたマーマレードがサンド。
 
和菓子屋さんが扱う「洋菓子」系譜のお菓子でよく見るスタイルですが、皮の焼き具合やサンドされる餡にそれぞれ特色がありますね。
 
よそでは味わうことができない和菓子屋さんの洋菓子だと思います。
 
「ソフトバター」は、遅ればせながら、私の手土産リストに追加することにしました。
 
今回、初訪問だったので、ほかにもいろいろと購入しました。
 

 
「金龍の舞」
 

 
バター風味の焼いた小麦生地の中に白餡と杏ジャムのミックス餡が入っています。
 
餡にはレーズンやらドライフルーツなどが混ぜ込んであります。
 

 
「麩まんじゅう」
 
生麩のもちもちとした弾力ある触感の皮がと、甘さ控えめのこし餡が好相性です。
 

 
「古風栗蒸し羊かん」
 
粽風にひとつひとつを竹皮で丸ごと一個の栗を抱かせて蒸し上げた羊かん。
 

 
季節の上生菓子。
 

 
「柳多留もなか」
 
求肥で包まれたあんをサンドしています。
 

 
 
◆菓匠 榮久堂◆