晩ごはん、なににしよう。そうだ「太田ハム」へ行こう。

毎日、ごはんの献立を考えるのって大変ですよね。

思い浮かばない時は、やおやさんやお肉屋さん、魚屋さんに行ってみると、ヒントがあったりします。

でも、この界隈も、専門店ってすごく少なくなりました。

むかしは、軽トラに野菜を積んで売りに来てくれる八百屋さんがいました。

千葉から大荷物を背負って、野菜を売りに来る行商のおばちゃんもいたんですよね。

今も、根岸の方では、魚屋さんがトラックでまわっています。

「こんちわ〜まいど〜魚屋でござ〜い」

と、魚屋さんのおじさんが到着の掛け声をすると、近所のお母さんたちが買いに出てきて、今晩の魚を買っていきます。

なかには、エプロン姿に、突っかけで来るお母さんもいたりして。

私も、今日の晩ごはん、なににしようと迷ったので「太田ハム」さんに行くことにしました。

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言問通りと金美館通りの間、南めぐりんの通り道にある「太田ハム」さん。

この看板と建物、なんとなーく見覚えがありませんか?

こちらでは、自家製のハムとソーセージ、ベーコンなどを買うことができます。

ドアをあけて中に入ると、お店のかたがいるので、「ベーコンをください」と声をかけます。

お店の扉の奥には大きな貯蔵庫があり、裏の工場で作っています。

昔ながらの製法で、吟味した豚肉を岩塩で時間をかけて熟成させ、1つ1つ丁寧につくりあげています。

基本的に1kgからの販売で、小売はしていません。

聞けば、太田ハムさんの商品は、全国各地のお店や近所のお肉屋さんなどに卸しているので、「うちが小売をしたら、みなさんにご迷惑をおかけしてしまうから」とのこと。

300gくらいでいいかなあというかたは、太田ハムさんの裏にある、「肉の石川」さんへ。

石川さんの店主も「このベーコンはホント美味しいよ。このまま食べられるから」と。

お肉屋さんのお墨付きです。

常連さんのなかには、太田ハムさんでまとめて購入して、何人かでシェアしているというかたもいるそうです。

ベーコンにロースハム、ソーセージ、チョリソー・・・。何を買おうかなあと迷っていると、お店のかたが「今日は寒いから、ベーコンとソーセージと野菜を煮込んでスープにしたら?」と。

「あ、いいですね、ポトフですね?」と返したら「うーーん、おばさん、料理の名前はよくわからないけど、ベーコンとソーセージをオリーブオイルで軽く炒めて、玉ねぎとニンジンと、キャベツなんかと煮込んだらいいのよ」と。

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「そうします」と、今日は、ベーコンを1kg、ブロックで。それと、粗挽きソーセージを500g、購入しました。

よく「〇〇〇〇の△□△□を食べると、他のは食べられなくなる」っていうけれど、太田ハムさんのベーコンとソーセージを食べると、ホント、そのとおりで、スーパーなどでも、加工肉コーナーは素通りするようになります。

スモーク加減もほどよく、肉の旨味が凝縮されていて、焼けば香ばしさがいっそう増し、煮れば、いい出汁をだしてくれます。

ダンナさんの酒のつまみに、ベーコンを炙って、ブラックペッパーをゴリゴリとふりかけたら、きっとビールが止まらなくなることでしょう。

よく「だまされたと思って食べてみて」っていうけど、ホント、ぜひ一度、だまされたと思って、購入してみてください。

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店名:太田ハム
電話:03-3872-0163
住所:台東区入谷1-3-6
定休:土・日曜・祝日