「イナムラショウゾウ」からの帰り道。

先日「イナムラショウゾウ」までケーキを買いに行ったら正月休み、とやらかしてしまったのでリベンジしてきました(そのときの記事はコチラ)。

往路はこの前と同じく、鴬谷南口から寛永寺へと進むコースです。

葵の御紋の向こう側にイナムラショウゾウに並ぶ人の影が。

やってました。「イナムラショウゾウ」です。

今日はやっています(ホッ)。

先ほどまで雨が降っていたので人手は少ないようです。

専属のドアマンが扉を開けてくれるので、ドアの外で順番を待ちます。

ほどなくして自分の番になり、招き入れられ、店内へ。

ショーケースには魅力的なケーキがキラキラと輝いています。

ちらりと奥を見やれば、稲村省三さんの姿がありました。

表のショーウィンドウに飾られている新年のお飾りもお菓子で作られていました。

目的のケーキを購入し、持ち帰り時間30分の保冷剤を入れてもらったので、行きと違う道をさらっと散歩しながら帰ることにします。

まずは谷中墓地の中へ進みます。

ここを右に曲がります。

しばらく行くと御隠殿坂と書かれた道標があります。

江戸時代、根岸に御隠殿という寛永寺住職輪王寺宮法新王の別邸があり、寛永寺から根岸に向かうために造られたのがこの道だそうです。

今はJRの線路が通っており、坂は途中から橋となって線路を渡ります。

山手線は鴬谷から日暮里にかけて何本が橋をくぐりますが、その内の1本です。

渡りきると根岸です。

右に向かってすすめば根岸小学校から入谷に戻ることになります。

途中には「ねぎし三平堂」もあります。

ここはでは落語家・林家三平(初代)さんの思い出の品々を見ることができます。

衣装や台本、ネタ張、愛用品やレコード、名刺などなど。

説明書きに添えられたおかみさんのコメントが笑いを誘います。

オフィシャルWebサイトによると、三平堂は「ドーも、スイません」の土曜と水曜のみ開館しているとのこと。

三平堂には高座があり、毎月第3土曜に落語会を開催しているそうです。

今度、噺を聴きに来ようと思います。

三平堂を後にし、柳通りへと抜けて行きます。

このあたりも散策してみるとなかなかおもしろいです。

料亭の跡地や井戸、壁から飛び出した松の木に昔ながらの洋食屋や煎餅屋などなど。

入谷とはまたちがった根岸の風情を感じながら歩いていると、ホームタウンに到着です。

イナムラショウゾウまで、行って帰って1時間ぐらいでしょうか。

上野や谷中が混んでても、こちらのコースは絶対すいてます!

オススメです。

そしてそして私が購入したケーキは…

タルトフレーズ(520円)とショートケーキ(450円)
濃厚な生クリームが美味しい。

やっぱりサバラン(510円)は外せない。
最近サバランを置いてあるケーキ屋さん少ない気がしますが、ここは定番。かなりラム酒が効いてます。

そして上野の山のモンブラン(570円)
こちらも人気ですね。

「イナムラショウゾウ」さんの噂を耳にはしているものの、まだ食べたことがないという入谷民のかたはぜひ一度、訪れてみてください。